Staff Interview

作業療法士/生活支援員 スタッフインタビュー

ITと福祉の専門性を活かし、利用者さんにあった支援と社会貢献を実現したい

作業療法士/生活支援員

水田幸平

Kohei Mizuta

作業療法士の経験とWebデザインのスキルを活かして、さらなる経験を積み重ねていく
どのような可能性や魅力を感じて、Createを選びましたか?Createを選んだ動機、ポイントをお願いします。
私は前職の作業療法士から、思い切ってWebデザイン業界への新しい分野への挑戦を決め、職業訓練校ではWebデザインについて学び、実務で必須となるスキルの習得をしてきたという経緯があります。

これまでにリハビリや作業療法士として培ってきた知見と、新たに挑戦するWebデザインのスキルを活かしながら、自分自身の成長とやりたい仕事が両立できる理想的な環境であることに強く魅力を感じ、Createへの就職を決めた動機です。

Webデザイナーとしては、実務的な経験がないところからのスタートでしたが、病気やケガで苦しまれている方の気持ちを考えることや、思いやりを持って患者さんやそのご家族へ接することなど、作業療法士の時から自分が心掛けてきたことが、Createでは利用者さんとの関わりや支援という場面で活かされています。

Webデザイン講師として利用者さんへ関わる場面では、Webデザイン初心者の方と同じ目線に立って学習のサポートを行いながら、利用者さんと一緒に問題を解決する中で親近感を持っていただくことができました。

自分自身が未経験の分野であることから、はじめは不安や自信が持てない部分もありましたが、先輩支援員に支えていただきながら、今の自分にできる方法や関わり方を模索して、利用者さんお一人お一人の支援を行うことで信頼関係を築くことができました。

Web制作の案件では、自分の持つスキルで関わることが出来る案件からチャレンジすることができ、様々な案件を通じて自分自身の学びや経験を深め、成長することができました。今では大手企業からいただく制作案件などにも携わるようになり、支援員としての業務と並行して多数の制作案件を受け持ち、Webデザイナーとして充実した日々を送ることができています。

支援員として、これまでの知見が活かされるだけではなく、Webデザイナーとしての実績や実務経験も着実に積むことができており、自身の成長を実感しています。
Webデザインからメンタルヘルスまで一人ひとりをサポート
Createで担当している仕事の役割と内容は何ですか?
Createでは、主に利用者さんの支援と、Webデザイン制作の業務を担当しています。講師として、メンタルヘルスや体調管理の講義も行っています。

利用者さんお一人お一人に合わせた目標や学習カリキュラムの設定、体調管理における助言や社会資源の活用に関する助言なども行い、必要に応じて医療との連携を図るなど、利用者さんの幅広い支援の提案・提供をしています。

これまで作業療法士として働いてきて、患者さんやご家族さんと関わってきた経験や、レクリエーションや勉強会・学会発表など人前で話すという経験も活かされています。

自己理解を深めるための講義では、受講したいと希望する利用者さんからのお声もいただいています。また、利用者さんひとりひとりへの学習面のサポートや、就労までのメンタリングなどの関わりを通じて、多くの利用者さんに信頼を置いていただいています。
就労スキルの習得から職場定着まで支援する場所
就労支援事業所とは、どういうところですか?
Createの就労支援では精神障がいや発達障がいなど様々なお悩みや問題をお持ちの方が、安心して安定してお仕事をしたいという方へ向けて、就労に必要となるスキル習得のための訓練や、ITスキルを活かした就労環境の提供をしています。

障がい特性の理解を経て、自分自身の強み弱みを分析し、その方にあった職種や働き方・環境の提案や検討を一緒に行い、就労へ向けた支援を行います。

また、就職後も定着支援という形で継続的に利用者さんの就労後の定着を図っていきます。定期面談や企業サイドとの連携を取りながら、職場に継続して定着できるようにサポートを行っています。
利用者さんの成長、自分のデザイン制作という二つのやりがい
どのようなところに仕事のやりがいを感じていますか?
利用者さんが日々成長して変わっていかれる様子や、体調や生活リズムが安定して活き活きと学習へ取り組まれている姿をみると喜びを感じます。

また、デザイン制作の案件では、社内での制作物を含めて、私を担当に指名していただく依頼も増え、ひとつひとつの仕事へのやる気とやりがいを感じながら制作へ取り組むことができています。
利用者さんの気持ちになって寄り添う
仕事をする上で、最も大切にしているものは何ですか?
支援員として自身が関わるすべての方に対して、その方の気持ちになって考え、その方と同じ目線に立ち、接することを心掛けています。

相手のことを深く知るためにも、自分自身が歩み寄り、寄り添うことが私が最も大切にし意識していることです。
担当した利用者さんの成果が出た時にやりがいを感じる
あなたの仕事で最もやりがいを感じる瞬間は何ですか?
自分が担当としてより密に関わった利用者さんの就職が決まった時など、これまでに頑張って取り組んできた成果が結果として表れた瞬間は、利用者さんの喜びへの共感と共に、就労支援という仕事へのやりがいを強く感じます。

また、就職していかれた利用者さんとの就職後の定期面談では、社会人として頑張っている様子から、成長を感じる瞬間があり嬉しく思うことがよくあります。

その他にも就労支援という関りの中の、様々な場面でやりがいが感じられます。
小さな声かけから相手の気持ちに寄り添い、信頼を築く
これから入社される方に意識してほしいこと、必要なスキルについてお願いします。
就労支援を利用されている方は、それぞれに違ったお悩みや不安を抱えながら、就労を目指して日々通われています。
そのような方達と支援する者として関わっていく中で、相手の立場や気持ちになって考えることや、相手のこと思いやる、理解しようとする姿勢や意識を常に持って支援していただければと思います。


始めは普段の何気ない声かけから、自分を知ってもらい、少しずつ相手のことを知っていくということが、利用者さんとの信頼関係を築くために大切なことだと考えています。
それぞれの知識と経験を共有し、互いを高め合う
職場の雰囲気はいかがですか?
所属しているスタッフそれぞれが、違った分野の知識や経験を持っており、利用者さんの支援のことや、自身が関わる制作案件に困ったときなど、仲間と話し合い進めていけるため、Webデザインの実務経験ゼロからスタートした私でも、一つ一つ不安なことや問題を解消しながら前進することができ、更なる成長に繋がっています。
利用者さんの良い結果や制作案件の完成が嬉しい
最も嬉しかった仕事のエピソードを教えてください。
自身が受け持つ講義の中で伝えたことや、利用者さんとの面談を通じて助言したことなどが、何かしらの形で良い結果へつながった時、またその報告を利用者さんから直接伝えられた時に大変嬉しく感じることがありました。

制作の面では、初めて自分自身が携わった案件で制作したWebサイトやバナーなど、実際にアップロードされたページを見た際に、Webデザイナーとして実感でき感動したという経験もあります。
作業療法士としての知見や発想で社会貢献に繋げたい
あなたの今後の目標や会社全体として持っている、今後のビジョンについて教えてください。
IT分野に特化した就労支援事業所ということで、自分自身のWebやデザインなど専門性を伸ばしながら、自身の得たスキルや経験を利用者さんへ伝え、皆さんに満足していただける支援を行っていきたいです。また、就労支援においての作業療法士としての役割や、関わり方などを明確なものにしていければと考えています。

そして、弊社の企業理念である、一人一人の個性と技術が交わり生まれる新たな「アイディア」で価値あるものを生み出し、社会の進展に貢献します。という部分で、私自身の作業療法士としての知見や発想を、「福祉」×「医療」という新たな枠組みでの社会貢献へ繋げていくことを目指しています。